【入居審査】受かるコツ!

入居審査通過のコツは? 賃貸

ここ十数年で賃貸物件にお申込みしたことのある人なら必ず耳にしたことのある【入居審査】
結構厳しいの?」「落ちるかもしれない…」と不安に思うお客様も結構多くいらっしゃいます。

私の実務経験から考えられる結論としては、全ての物件審査に落ちる確率はかなり低い!と感じております。(どんなに厳しい条件下でも、どこかは受かる!)
ただ、いくつかの段階に分けて考えることでお客様に合った物件選びができるようになります

今回の記事では「入居審査が不安」、「入居審査の基準を知りたい」、「入居審査に落ちる理由が知りたい」という方向けに解説していきます!

そもそも入居審査とは?

そもそも入居審査とは誰が何のためにどのように行うものなのでしょうか?
まずは基本的なことから整理して行きましょう!

入居審査とは

入居審査とは
オーナー(家主)や管理会社が、近隣住民とのトラブル回避入居希望者の支払い能力を見極めるために、保証会社や申告内容、提出書類などを基に判断して、入居の可否を決定することです。

入居審査と聞くと、「保証会社の審査が〜」とおっしゃる方が多いですが、最終的にはオーナーが入居希望者の受入可否を判断することを指しています。
そのため、保証会社の審査はOKでも、入居を断られてしまった場合なども少なからずあります。

入居審査に要する期間

入居審査にはどれくらいの期間を要するのでしょうか?
一般的には2〜3営業日くらい(長くても1週間程度)となっております。

ちなみに申込が完全に完了してからカウントして上記の期間が目安となっております。
「申込が完全に完了している状態」というのは、申込内容の申告漏れや提出書類の未提出がない状態です。
また、審査の過程で【電話確認】がある場合があります。

なかなか審査が終わらない場合は、「申告漏れ」「提出忘れ」「不在着信」がないか確認しつつ、不動産会社の担当にも確認しましょう!

入居審査に必要なもの

  • 申し込み(書類やWeb手続き等)
  • 身分証明書

入居審査の仕組みと判断基準は?

一般的に以下のような工程(入居審査)を経て入居決定となります。

入居決定までのプロセス

物件ごとに異なる募集条件

まず最低限、【募集条件と入居希望者の合致】が必要となります。
例えば、ペット飼育不可のマンションの場合、ペットを飼育している方が入居希望を提出しても、条件が合致しないためほぼ断られると考えて間違いありません。

自分の条件として、事前に不動産担当者に伝えた方が良い内容は下記です。

  • 入居希望日
  • 入居人数(単身・未婚の同棲・既婚の同棲・子供の有無・ルームシェアなど)
  • ペット飼育の有無
  • 駐車場や駐輪場の使用有無
  • 契約体系(個人契約・法人契約・代理契約など)

保証会社の審査

賃貸物件の多くは【保証会社】の利用を依頼されます。
そのため、入居審査のメインはほとんどがこの保証会社による審査となります。

保証会社の審査内容は下記となっております。

  • 信用情報の照会
  • 協会情報の照会
  • 申込内容による審査(所得・職業・勤続年数など)
保証会社についてはこちらで詳しく解説しております!

オーナーの審査

多くの物件は保証会社の審査が問題なければOKということろもありますが、オーナーによっては下記などを求められることがあります。
・面談
・ペット面談

オーナーごとにより気にするポイントが違い、コミュニケーションをとった上で決定したい、早急に入居してくれる方を募集したい、などニーズは様々です。

入居審査に落ちる理由は?

信用情報に傷がついている

【信販系の保証会社】の審査では信用情報が照会されます。
そのため、申込時点では特段問題のない方も、過去に金融トラブルを起こしてしまった場合などは、信販系の保証会社の審査では不利になっtしまう可能性があります。

クレジットカードの支払いや、ケータイ電話の分割代金などに関する支払いにトラブルが合った方などは、把握しておくことも大切です。

収入と家賃が不釣り合い

「どうやって生活するの…?」と思わず突っ込みたくなるケースです。
意外と多いです。(笑)

という筆者も昔、学生の頃、バイト代10万円の収入で8万円の家賃のお部屋にお申し込みした過去があります…
その時は、親の保証人能力が高いおかげか、無事に審査に通過したのですが、しばらく【もやし生活】を余儀なくされたのは言うまでもありません

目安は収入の1/3程度とのことですので、単身の方はそれくらいを目安にすると良いでしょう。
また、所得以外の収入(仕送りや同棲者の収入、何かしらの手当など)がある場合、そちらも念の為収入として申告しておいた方が良いかもしれませんが、所得証明などが必要になる場合もあるので、あくまで別々に申告しましょう!
(その辺の細かいことは不動産会社に任せてOKです!嘘をつかなければ…)

就労状況

就労状況は審査の合否を判断する大切な情報となります。
例えば、雇用形態(正社員・アルバイトなど)によって、安定的な収入があるかどうかを判断しやすくなりますし、職務内容によって離職リスクなどを事前に把握できる可能性があります。

その他

上記の他には、「免許証紛失回数」や「過去の滞納情報」など、一般的に【だらしない人】と判断されてしまう可能性がある状態の方は審査には不利になることが多いと言えます。

また、外国人の方であれば「日常会話を日本語でできること」が条件となったりすることもあるためそういった条件が満たせないと審査に不利となります。

入居審査に通過するコツ

通過しやすい物件を選ぶ

審査の最大の難関は【保証会社】!!

ただ、保証会社はかなりの数があり、物件ごとに使用できる保証会社が異なります。
そのため、自分が不利な保証会社がどこなのかを知った上で、不利な状況ではない保証会社を選択することで審査通過率が大幅に上がります

私の経験上、めちゃくちゃ粘り強く探せば、全く審査に通過しなかった人はほとんどいませんでした。
保証会社の条件なども含めて、物件探しの時点で不安な方は素直に担当者に話すことをおすすめします!
そこで手を離す担当者や不動産会社は良くない会社なので、むしろやめて正解です!

【裏技】は存在しない!

いやいやコツじゃなくて高確率で審査をパスできる裏技を教えろよ!と思った方、甘いです。
もしそんな方法があるとすれば、それは【ウソをつくこと】じゃないでしょうか?
本当はない年収を申告したり、必要な書類を偽造することで審査には通過しやすくなりますが、個人的にも立場的にも、やめた方が良いと考えております。
理由は単純で、何かでバレた場合、重大な契約違反となるからです。
契約の解除ならまだしも、損害賠償となる可能性もあるのでやめましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
審査を理解した上で物件探しや入居申込を行えば、意外とすんなり入居が決まることも多いはずです!

不安な方は信頼できる不動産業者や担当者と一緒に相談しながら進めていきましょう!

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