お部屋探しを始めて何件も物件を回ってようやく物件決定!
そして申込…..の前に確認してほしい「唯一のこと」が今回のテーマです。
これを確認するかどうかであなたは大損を避けることができるかも?!
今回は実際にあったケースを例に、【賃貸物件の契約で大損しないための業者選び】を解説します!
悪徳業者かもしれない?どこで判断する?
悪徳業者の種類
単に「悪徳業者」と言ってもたくさんの種類があります。
例えば、「囮物件を掲載して集客する」「物件について嘘をついて契約を取る」「不要なお金を請求して売上をあげる」など様々です。
今回の記事では「不要なお金を請求して売上をあげる」タイプの悪徳業者について、特徴と対策をお伝えします。
実際にあった「悪徳業者の費用明細」
こちらは、とある業者さん(関東広域で展開されている大手業者)の概算見積もりです。
あくまで概算で、確定した費用明細ではないのですが、気づかなければこのまま請求されるであろう費用見積もりです。
この見積がお客さんから私に送られてきた時、正直ゾッとしました。
2018年、北海道で起きた不動産事務所の爆発事件、その時も話題にあがりました。
付帯商品の必要性はいかに…..
何がゾッとさせたか、以下見やすくしてみました。
「虫駆除サービス」には(任意)としっかりと記載されています。
ということは!
「抗菌施工」「防災セット」「消火剤」の3点については【任意ではない(=必須?)】と見えるのです。
何も知らなければ、おそらくこう言うでしょう。「虫駆除サービスは不要です」と。
私が管理会社様やオーナー様に確認したところ、「虫駆除サービス」はもちろん、
「抗菌施工」「防災セット」「消火剤」も全て管理会社が勝手に付加している金額なのです。
つまり、本来のお部屋の契約には不要!!と言うことになります。
この付帯商品の販売自体は別に違法ではないのでしょうし、これだけで「悪徳」と言うつもりはありません。欲しいと言うお客様にとっては有益なサービスとなるはずです。
しかし、やり方が汚い…「必須」と言う記載はないから嘘はついていないかもしれないが、しっかりと任意とも伝えていない。さらに言うと、概算を提出した時に説明すらしていない。。
弊社が行ったアドバイス
この費用明細を見てみて、弊社が行ったアドバイスはこちらです。
「抗菌施工」「防災セット」「消火剤」の3点を外していただけませんか?と聞いてください。
実際に、既に物件の申込を行なってしまっている場合、費用が高いことを理由にキャンセルして他社で再申込をすると、再申込完了まで間に他の申込が入ってしまうリスクがあります。
もし自分の次に申込がある(2番手がいる)場合は、その申込者が優先されてしまいます。
なので、慎重に進める必要があります。
ちなみにこの時の業者さんは、本当はいない2番手が「いる」と嘘をついてキャンセルを阻止しておりました…
どこまで汚いやり方するんだ!!
アドバイスの結果はいかに…?
「抗菌施工」「防災セット」「消火剤」の3点を外していただけませんか?
業者はこの質問をされた時、不動産業者もしくは詳しいやつが裏にいる…と勘ぐります。
これが効き目抜群で、結果的に全てのオプションが無事に外れました。
これで初期費用が【57,100円】お得になりました!!わーい!!
いや待て、お得にはなっていない。損を免れただけだ…
実際にこちらのお客様はそのほかにもいろいろあり、2番手もいなかったことから、
私が再申込〜契約まで対応させていただき、
【57,100円の奪還】と【約80,000円の仲介手数料値引】を手に入れられました。
業者を変えるだけで初期費用が130,000円変わることに驚きです。
悪徳業者に引っかからないためのチェックポイント
この業者さんも、窓口での対応や内見時の対応、全てが悪かったわけではないのです。
もしかすると新人営業マンさんで、必死に頑張っていたかもしれません。
ただ、会社が付帯商品の販売をごり押ししているのかもしれません。
ただ、上司の教育でそれが当たり前と思っているだけかもしれません。
ただ….
申込前に必ず【アレ】をもらいましょう!
今回のお客様が大損を免れたのはなぜでしょうか?
それは概算見積書をもらったからです!
この行動が実はとても大事なのです。見積りの段階であればしっかりと交渉できることがほとんどです。また、異変に早く気づくことができますので、必ず概算見積書はもらうようにしましょう!
見積書のチェックポイント
見積書をもらったら、合計金額だけではなく、項目名と費用についても確認しましょう!
■一般的にかかる費用項目
賃料・管理費・ハウスクリーニング・鍵交換料・初回保証料・火災保険料など
■任意、もしくは付帯商品の可能性があるもの
(※下記に該当するもの全てが不要とは限りません。管理会社やオーナーで指定のものは支払う必要があります)
消臭料・抗菌料・防災セット・〇〇クラブ登録料など
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、実際にあったお客様の事例をもとに、初期費用でぼったくられないための対策を解説いたしました。
申し込み前には、必ず概算見積書をもらい、内容をチェックし仲介会社に確認するようにしましょう!
もし判断に迷う場合は他の不動産業者にさりげなく聞いてみるのが良いかもしれません。
弊社ではそう言った相談もウェルカムですので、気軽にお問い合わせください!